排卵のメカニズム

排卵の仕組み

排卵とは、卵巣から成熟した卵子が
放出されることを言います。

 

 

女性は生まれる時に、卵巣の中に
卵胞(原始卵胞)という
卵子を育てる袋をたくさん持った状態で
生まれてきます。

 

 

この原始卵胞という袋の中には
未成熟な卵子が1個ずつ入っていて、
原始卵胞が発育してその中の卵子が
成熟すると、卵胞から飛び出して
卵巣の外に放出されることになります。

 

 

以上が排卵の概要ですが、
もう少し詳しく見て行きましょう。

 

 

先ほど「女性は卵巣にたくさんの
原始卵胞を持った状態で生まれてくる」
と書きましたが、具体的には
約200万個の原始卵胞を
持って生まれてくる
そうです。

 

 

けれども、その200万個という数は
生まれた時点でのことで、
原始卵胞は年齢を重ねるごとに
自然に消滅していき、初潮を迎える
12〜13歳の頃には20〜30万個くらいに
減ってしまうそうです。

 

 

そして、その後も毎月数百個の
ペースで原始卵胞が減っていきます。

 

 

ですので、非常に多くの原始卵胞を
持って生まれてくるものの、
体内で新しく作られるものではないので
原始卵胞は年齢とともに減る一方で
増えることはありません。

 

 

また、生まれてくる時に作られたきり
新しく作られることがないわけですから、
卵巣の中にある原始卵胞は
その女性の年齢と同じ

ということになります。

 

 

このブログでも何度か触れている通り、
女性は高齢になるほど
妊娠・出産がしづらくなりますが、
それは卵巣の中の原始卵胞が
その女性と一緒に年齢を重ねていて、
年々老化しているからなのです。

 

 

さて、生まれた時から卵巣の中に
蓄えられているこの原始卵胞ですが、
生理が始まる頃になると
卵胞刺激ホルモン(FSH)という
女性ホルモンの働きによって
生理周期ごとに毎回数個の原始卵胞が
刺激を受けて発育の準備をし始めます。

 

 

そして、発育の準備をし始めた
数個の原始卵胞の内の1個が選ばれ、
他の卵胞を栄養分としながら
さらに成長していきます。

 

 

この選ばれて成長を始めた卵胞は
主席卵胞と呼ばれ、
2cmくらいの大きさに成長すると
いよいよ排卵の直前となります。

 

 

すると、卵胞からエストロゲン
という卵胞ホルモンが分泌され、
脳に卵胞が成熟して排卵の準備が
整ったことが伝えられます。

 

 

脳はこの知らせを受け取ると
脳下垂体から黄体形成ホルモン(LH)
という排卵を促進するホルモンを
急激に多量に分泌します。

 

 

この刺激によって、卵胞の中から
成熟した卵子が飛び出し、
卵巣の外に放出されることになります。

 

 

以上が、未成熟な卵子が
卵胞の中で成熟し、
排卵されるまでの仕組みです。

 

 

ちなみに、不妊治療の流れのページで
触れたタイミング療法は、血中や尿中の
黄体形成ホルモン(LH)の濃度と
超音波検査で見た卵胞の大きさから
医師が排卵日を推測する治療法です。

 

 

また、排卵検査薬でタイミングを計る
のページでも説明しましたが、
市販の排卵検査薬は
尿中の黄体形成ホルモン(LH)の
濃度上昇を捉えることで
排卵日を予測するものです。

 

 

こういった内容は、排卵の仕組みを
知った上で読んだ方が
より理解が深まると思いますので、
よかったら該当のページも
読み直していただければと思います。

 

 

次のページでは
卵巣から放出された卵子が
精子と出会って受精するまでの
仕組みを説明していきます。

 

 

>>受精とはのページに進む

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